お休みは早起きをしてバスに乗ろう。

久々に県庁所在地に行ってきました。
おおいつ以来かなー、市内は２年前のスカパラライブ以来かなー、
とか思ったんですが、
さっぱり公務員試験の存在を忘れているこの頭。
去年の６月以来です、ね。

映画を見に行ってきたのです。
県内のうちの地域の方にはデカい映画館しかなくて、
全国ロードショーの中でも大型なのしか来ません。
見たい映画は『長州ファイブ』という作品だったんですが、
そんなわけでうちの県には来ねえだろ…と、
割と早々に諦めたのでした。
が、
４月下旬に、
県内の新聞の夕刊・芸能欄に、
山形で上映、ということが主演・松田龍平さんのインタビューと共に、
書かれていたのです。
「疑ってごめんなさい来てくれてありがとーう！」
と思わずガッツポーズのあっし。
しかし何かうまく休みと遠征のタイミングがつかめず、
ズルズルと３週間。
「もういい加減行かねば…！」
ということで、
連休じゃあ無いけど行くぜ！と心を決めて、
バスに乗って行きました。

しかし、バス。
朝10時の上映回に間に合わすためには、
住まいの市を朝７時40分に出るバスを逃すわけには行かず、
そうすると朝６時半には家を出ねばならず、
そうすると朝６時に起床せねばなりません。
あっしは仕事が主に夕方から夜です。
朝は割とゆっくりです。
目覚ましの電池は未だ入ってないので「起きなくちゃー！」という意識が、
頭の中で働いて最初の起床が朝４時30分。
「早いわー！」と思って二度寝も、
次の起床は５時10分。
「まだ寝れるー！」と思って更に三度寝、
ここでようやく５時50分、
だったんですが、
何を思ったか「あと３分…」と思って寝ちゃったんですねー。
母に起こされ時刻を確認すると６時15分でした。
慌てて着替えて顔洗ってサンドイッチを受け取って出発。
しかしまあ眠いので、
バスに乗り換えてから寝ました。

「TOY BOX」管理人のおりっちさんが今回同行なさって下さる、
ということで、
現地映画館で合流。
映画を見た後パンフを買ってお昼ご飯に向かいました。
おりっちさんオススメのネパール料理屋さんです。
おりっちさんはカレー、
あっしはネパール風やきそばを注文。
美味しかったです。辛い、とか言いつつ美味しかったです。

その後は駅前のアニメイトになんぞ行ってきました。
できた、てのは聞いてたんですけど、
実際行くのは初めてです。
いやー…判ってたけど最近のアニメものが中心ですよねえ…
初めて、と言いつつ別店舗には昔行ったことがあったんですが、
結構昔のものも置いてあったような気がするですよー…
単に店舗の広さの違いか。
でも今の流行がいっぱいあるのは壮観でした。それが面白かった。

んでアニメイトが最後でおりっちさんとお別れ。
いやー、毎度何かあっしが強行スケジュールで申し訳ないなー、
と思いつつ、またの再会をお約束して、
再びバスに乗って帰ってきました。
そして帰りのバスは約２時間本気で寝てました。
うん。たまの休みの短い遠出も良いかも知れない。
楽しかったです。


以下、『長州ファイブ』について。

『長州ファイブ』については、
個人的にはとても楽しく拝見しました。
最初の生麦事件で、
外国人を斬るシーンはまあ生々しいつーか残酷で、
こんな感じで続いたらどうしようかー、と内心ヒヤヒヤしてましたが、
その後は長州の若者が、
あの時代の先端を行くために、
自分の藩に力を付けるために、
やがて国に力をつけるために、
という感じで学び成長していく人間ドラマだったので、
割と安心して見れた感じです。

密航してイギリスに到着して「ようこそ英国へ」と、
船長が声をかけるシーン。
５人のうちふたりが志半ばで日本へ帰国を決めた時の、
下宿先の奥さんの言葉と、馬車で受け取った荷をほどくシーン。
松田龍平さん演じる山尾が、イギリスで出合ったエミリーという女性と、
小さな質素な部屋で、緩やかに踊るシーン。
ドキドキしました。
何か体の中に熱が生まれた感じ。
特に最後に挙げたのは、
言葉を尽くすわけでもなく、
音楽が盛り上げるのでもなく、
静かな余韻を味わう、て感じでとても良いなあ、と思います。

個人的には山下徹大さんが大きな画面で見られたんで嬉しかったです。
でもそう、
やっぱり作品として好きです。
良い映画でした。
山形に来てくれてありがとーう！