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星を掴めるのか推察中の田舎者の記。 通りすがりの拍手の方、どうもありがとう ございます。
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先日日曜に『新日曜美術館』を録画しておいて、
本日午前中に見ましたのこと。
石田徹也さんという画家の特集でしたが、
思うことがたくさんありました。
が、
まだまとまりきらないので、
余力があったら本日帰ってきてから、てことで午後11時くらい、
無ければ明日の更新の際に、
この記事の追記部分に書こうと思います。

きっとこの特集は夜ひとりで部屋の中で見てたら、
また感じが変わってくるんだろうなあ、て気がします。
夜に見た方がより深く抉る感じ。

ここからは21日夜11時以降に書いております。

で、『新日曜美術館』、石田徹也さんの特集。
あっしは今回の放送までこの方を存じ上げずにおりまして、
言うなれば初邂逅だったわけです。

石田さんは昨年、31歳の若さで亡くなられた、とのこと。
なのでまた、
ワンテンポ以上遅れてたどり着いた感じ。

ただ、
夭折なさってる芸術家の人達てのは、
何かすごい人のように見えるのです。
石田さんについては、
あっしより約10歳年上になるんですが、
番組を見ているともう美大の学生の頃から手法も世界観も出来上がりつつあって、
亡くなるまでずっとその世界観を崩さないで、
むしろそれをより純粋な、
自分の作品に仕上げていったように見えたのです。
あっしなんかは日々フラフラと生きているものですから、
そういう風に、
ずっと何かに向き合って築き上げていく、てことが出来る人てのは、
いつだって吃驚して、
その上で強く惹きつけられるところがあります。

ここで話はちょっとそれますけど、
昨晩久々に本田祐也『ニシヘヒガシヘ』のブックレットを読み返してました。
その中に書いてある文章のうちで、
仕上げのことについての一文が、
購入当初から気になり続けていたのです。
「いつ死んでも」大丈夫なように、
作品を仕上げていくこと。
本田祐也さんもまた若くして亡くなった方ですが、
きっとそれってば、
自分自身の中での理想てものが、
ほぼ明確になってるから言えることなんだろうなあ、と思います。

また更にそれれば、
フィッシュマンズの佐藤伸治さんに関して、
茂木欣一さんが、
音楽に情熱をささげてた人、
みたいな言葉で評しているインタビューがあった気がしますが、
それもまた心揺らす言葉でした。

若いってことは、
それぞれの分野を自分の道に決めたところで、
まだ数年、長くて10数年とかしか専門に出来ていないはずだなあ、と。
それに対して、
ものすごく純粋、そして真剣、
もしくは半ば神がかっているのかも知れないくらいの態度で臨んでる、
てのは、
誰だって出来ることでは無いなあ、と。
だから常にクオリティが高くて、
いなくなってしまったことが惜しまれるのかもなあ、
なんてなことを思ったのでした。
だってなかなか見つけられるものでも無い。

さてさて話を元に戻します。
石田さんは画家で、
何点か作品が番組中で紹介されてましたが、
それは現実を写生したものでは無いにも関わらず、
きちんと作品中に、
多くの人に共通して捉えてもらえる言語が潜んでいるように思われました。
作者の想像でありながら、現実というか。
例えば、
紐で括られた荷物と同化した人間。
コンビニの袋と同化した人間。
学校の校舎と同化して、身動きの取れない人間。
閉塞感。
社会にいるということは、
あらゆる方向からの圧力があって、
気がつけばその圧力を受けていなければ上手いこと生きていけないような。
そんな感覚。

番組の中でスタジオでのトーク部分もあって、
誰が仰ってたのかは定かでは無いんですが、
「周りを見てると皆楽しそうなのに、何で僕は生き難いんだろう」
みたいな話が出ていました。
それを聞いてあっしは、
「ああ、そういうこと思ってる人って意外といるんだなー」
と少し安心し、
そして石田さんの作品が、
そういう雰囲気を放っている作品であることにも、
少し安心したのでした。

絵の持つ空気は不穏なものなのかも知れないけれど、
だけどそれは、
不安てのは自分だけが感じているものでは無いことの証明にもなって。

怖い、だけで終わらなかったです。個人的には。

そういや石田さんはホントに作品制作に全精力を注いでいたらしく、
バイトで稼いだお金は殆どが画材代とかになって、
食事はずっとカップ麺だった、とかいう話もありました。
そういう芸術に自分を捧げられる人ってば、
自分に全く芸術方面のセンスが無いからかも知れませんが、
心の深いところをグッと握りこまれたような気分になるのです。
特にこんな現代人の心の鬱屈したような気分とか、
そういうのを常に描き出していたんだと思うと、
余計に。
言葉に書き表したり、
口にするにもなかなか上手いこといかないのに、
それをあんなにもはっきりと絵にしてしまえたのは、
何よりも絵を描くことを重要視していたからなんだなあ、と。

ということで長々と書いてしまいましたが、
あっしは今回のこの番組もとても興味深く拝見しましたよ、てことで、
この辺で締めさせて頂きます。
おやすみなさいませ。

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プロフィール
HN:
シリュウ シノブ
性別:
非公開
職業:
足軽(にわか)。
趣味:
読書。音楽(聴くのみ)。等々。
自己紹介:
プロフィール画像は、
かつてのブログペットのけーわくさん。
記念にとっといた回。
しかし台詞はなんじゃこりゃー

どっかにハマるとしばらくそればかり、
ただし若干年相応ではない。
が、本人至って気にせず,
欣ちゃん言うところの
「はじめて聴いた時が新曲!」理論で
マイペースにやっております。
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