過ぎたので改めましての有難う。

昨日の昼、ご飯を食べながら、
母がこう言いました。

「今頃アンタ生まれだなやなあ。」

そういえば、昼くらいに生まれたんだ、
てことを昔聞いた気がします。
「ああじゃあ今頃、ホントにお誕生日なのなあ。」
と、あっしも言いました。
誕生日に自分の生まれた時間付近にそんなことを言われるのは、
何か面白いなあ、と思いました。
そうか。
昼過ぎか。

ああ、でもそんな娘は、
仕事に行く前に自分の車に乗り込んだら、
「これは果たして自分の車だったか？」という感覚を覚え、
更に木の葉を撒き散らす強風に、
不穏な空気を感じては楽しむような人間に育ってしまいましたよ。
こんなんで良かったですかねお母さん。
裁縫や料理なんかよりも、
文学と歴史みたいな、そんな方向にばかり興味が向いているけれど。

でも、おかげ様でこの年まで何とか生きてこれたから良いですかね。
ベビーダンスによじ登ってひっくり返って下敷きに、とか、
頻繁に医者のお世話になった時期もあったけれど、
何とか無事ですよ。

ありがとう。