星を掴めるのか推察中の田舎者の記。 通りすがりの拍手の方、どうもありがとう ございます。
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結構図書館に芸術家の方の本とかが揃っているのを発見し、
「うおお。」と思って早速借りてみました。
赤瀬川原平/聞き手 松田哲夫 『全面自供!』 2001 昌文社
「うおお。」と思って早速借りてみました。
赤瀬川原平/聞き手 松田哲夫 『全面自供!』 2001 昌文社
赤瀬川原平さんは去年まだ学生をやっていた頃、
図書館に置いてあった『美術手帖』のバックナンバーを、
コーナーに置いてあるだけ読んでいた頃に知りました。
「千円札事件」てのが記憶に残っていて、
目次を見たらどうやらそのことが書いてあるぞ、ということが判ったので、
それを読みたいなあ、と思って借りてきたのです。
そしたら何だ、
赤瀬川さんて『新解さんの謎』を書いた方なんですね!
中3だか高1の時にちょっと気になったものだったんですが、
・・・ふとしたところで繋がるもんですねえ・・・
今度読んでみようかしら。
本の中身は幼少時から現在までのことをインタビュー形式でまとめてあります。
読んでて「ああ、良いなあ!」て思ったのは、
グループを作る時に組織名なんかをいちいち付けていくことなんですけども。
「ハイレッド・センター」とか「ロイヤル天文同好会」とか、
「トマソン観測センター」、「路上観察学会」などなどそんな感じで、
実はそういうのが好きなので、
すごく面白そうに見えたのでした。
ただ名前付けちゃうんじゃ無くてセンスみたいのがあると楽しいですよねえ・・・
そんな個人的なポイントは置いといて、
件の「千円札事件」て部分なんですが、
実はですねこれまた面白く読んじゃったですよ。
そもそも「千円札事件」てのは、
当時の千円札を模写して作品として印刷しちゃったら、
それが「模造」と判断されて事件になっちゃった、ていう話でして。
・・・ものすごくかいつまんでますよ、と注釈。
取調べの時に、
「どういうものを芸術と言うのか、そして何故これが芸術になるのか」
を説明したり、
何とか収まりそうかなー?なんて考えてたところに、
新聞で大々的に取り上げられちゃって複雑な様相を呈してきたり。
その上で行われた裁判で、
知り合いや仲間の人たちが裁判所で作品を展開し始めて、
そこがすごいなあ、と思いました。
裁判所で芸術、て何かものすごいギャップだなあ、と。
その作品もすごくて、
人に洗濯バサミをやたらくっつけたり、
長い紐を張り巡らせたりして、
それてば裁判になるんかー?なんてなことを。
どうも時代の流れみたいなのもあるみたいなんですが、
そういう予期しない何かを起こしていく、てのは、
ものすごいエネルギーを持ってて、
尚且つそれを形にすることが出来る環境・状況もあるんだと思うと、
とてもワクワクします。
山下洋輔さんの本なんかも読んでて非常に楽しくて、
60年代てすごいすね!と、
あっしなんかは思うのでした。
ああ、そんで、
途中「宇宙の缶詰(蟹缶)」て作品が出てくるんですが、
そんでホントは「缶」の字は旧字で難しいんですが、
あっしその作品における赤瀬川さんの考え方てのを興味深く読みました。
考え方を形に込める、て作業は、
あっしは殆ど出来ない人間なのでそういうのてば心の底から恐れ入るばかりです。
すげえや。
あと今日立ち読みした本で、
学生時代に3回くらい行った原美術館の改装をした方が、
磯崎新さんて方だというのを初めて知って吃驚したのでした。
この本の中に何度か名前が出てくるんですよ・・・!
やはしふとしたところで繋がるもんなんですなあ・・・
個人的なことかも知れませんけども、だ。
図書館に置いてあった『美術手帖』のバックナンバーを、
コーナーに置いてあるだけ読んでいた頃に知りました。
「千円札事件」てのが記憶に残っていて、
目次を見たらどうやらそのことが書いてあるぞ、ということが判ったので、
それを読みたいなあ、と思って借りてきたのです。
そしたら何だ、
赤瀬川さんて『新解さんの謎』を書いた方なんですね!
中3だか高1の時にちょっと気になったものだったんですが、
・・・ふとしたところで繋がるもんですねえ・・・
今度読んでみようかしら。
本の中身は幼少時から現在までのことをインタビュー形式でまとめてあります。
読んでて「ああ、良いなあ!」て思ったのは、
グループを作る時に組織名なんかをいちいち付けていくことなんですけども。
「ハイレッド・センター」とか「ロイヤル天文同好会」とか、
「トマソン観測センター」、「路上観察学会」などなどそんな感じで、
実はそういうのが好きなので、
すごく面白そうに見えたのでした。
ただ名前付けちゃうんじゃ無くてセンスみたいのがあると楽しいですよねえ・・・
そんな個人的なポイントは置いといて、
件の「千円札事件」て部分なんですが、
実はですねこれまた面白く読んじゃったですよ。
そもそも「千円札事件」てのは、
当時の千円札を模写して作品として印刷しちゃったら、
それが「模造」と判断されて事件になっちゃった、ていう話でして。
・・・ものすごくかいつまんでますよ、と注釈。
取調べの時に、
「どういうものを芸術と言うのか、そして何故これが芸術になるのか」
を説明したり、
何とか収まりそうかなー?なんて考えてたところに、
新聞で大々的に取り上げられちゃって複雑な様相を呈してきたり。
その上で行われた裁判で、
知り合いや仲間の人たちが裁判所で作品を展開し始めて、
そこがすごいなあ、と思いました。
裁判所で芸術、て何かものすごいギャップだなあ、と。
その作品もすごくて、
人に洗濯バサミをやたらくっつけたり、
長い紐を張り巡らせたりして、
それてば裁判になるんかー?なんてなことを。
どうも時代の流れみたいなのもあるみたいなんですが、
そういう予期しない何かを起こしていく、てのは、
ものすごいエネルギーを持ってて、
尚且つそれを形にすることが出来る環境・状況もあるんだと思うと、
とてもワクワクします。
山下洋輔さんの本なんかも読んでて非常に楽しくて、
60年代てすごいすね!と、
あっしなんかは思うのでした。
ああ、そんで、
途中「宇宙の缶詰(蟹缶)」て作品が出てくるんですが、
そんでホントは「缶」の字は旧字で難しいんですが、
あっしその作品における赤瀬川さんの考え方てのを興味深く読みました。
考え方を形に込める、て作業は、
あっしは殆ど出来ない人間なのでそういうのてば心の底から恐れ入るばかりです。
すげえや。
あと今日立ち読みした本で、
学生時代に3回くらい行った原美術館の改装をした方が、
磯崎新さんて方だというのを初めて知って吃驚したのでした。
この本の中に何度か名前が出てくるんですよ・・・!
やはしふとしたところで繋がるもんなんですなあ・・・
個人的なことかも知れませんけども、だ。
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シリュウ シノブ
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性別:
非公開
職業:
足軽(にわか)。
趣味:
読書。音楽(聴くのみ)。等々。
自己紹介:
プロフィール画像は、
かつてのブログペットのけーわくさん。
記念にとっといた回。
しかし台詞はなんじゃこりゃー
どっかにハマるとしばらくそればかり、
ただし若干年相応ではない。
が、本人至って気にせず,
欣ちゃん言うところの
「はじめて聴いた時が新曲!」理論で
マイペースにやっております。
かつてのブログペットのけーわくさん。
記念にとっといた回。
しかし台詞はなんじゃこりゃー
どっかにハマるとしばらくそればかり、
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