星を掴めるのか推察中の田舎者の記。 通りすがりの拍手の方、どうもありがとう ございます。
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最近すっかり感想ブログだな…『俺は用心棒』の話。
まずは「眞葛ヶ原にて待つ」。
奉行所の手代をしている男が、妹に会いに京都へやってくる。
しかしこの男は桂小五郎によく似ているため、
新撰組の監視が付いていた。
結局沖田総司の判断により誤解であることが判るが、
妹の夫がやっている小料理屋で、
京都見廻組が同じ様に男を桂と見間違えたことで事件が起こる。
とりあえずこの作品がこのシリーズ唯一のカラーです。
ということで昼の放送を故あって見らんかったあっしは、
頑張って深夜1時台の放送を見ました。
いやー、オープニングからもうカラー!新鮮!
お三方の着物は『天を斬る』の色合いと似たように思いました、
が、あっしの記憶はあてにならんです。
ので、話に戻ります。
新撰組とは違い男を桂だと思ったまま、
京都見廻組は男を斬ります。
店にいた用心棒の旦那と品田さんに「客でいた侍達は喧嘩をするつもりだ」
と言われて後を追ってきた妹は、
倒れ既に息絶えている兄を見つけ、悲しみの涙に暮れます。
京都見廻組に問いただす、と決意する妹。
それを留め、「香典くらいは取ってきてやる」と役宅へ向かう用心棒の旦那。
話は決裂し、
眞葛ヶ原で用心棒の旦那は見廻組の侍を斬りました。
その頃品田さんは品田さんで、
兄が刀も抜かず斬られた、ということを心配する妹のために、
番屋を訪れ沖田さんに一筆頼みます。
(この時に昨日の記事の「お茶の葉~」の会話があってときめいた)
その後番屋に見廻組が斬られたという事件の一報が。
沖田さんが新撰組の一隊を連れて行ったのは小料理屋。
そこで「見廻組を斬った」と言う用心棒の旦那と沖田さんが、
一触即発の空気に。
そこへ奥から妹が出てきます。
桂と思い男を呼び止めた時に傍にいた女である、と沖田さんは瞬時に思い出し、
厳しい口調は変わらぬまま、それでも品田さんに頼まれていた、
男は京都見廻組にただ斬られたのではなく、きちんと武士として斬られた、
という内容の一筆を渡して去ります。
…ああ、今日も長いな…
個人的にはタイトルでもある「眞葛ヶ原にて待つ」を、
用心棒の旦那が見廻組役宅で伝えたシーンが好きです。
何だもう、かっこ良いな!
あと一度は出来ないようなことを言っといて、
それでもきちんと一筆書いてきたのを渡す沖田さんも良いシーンでした。
直前の一触即発の空気が簡単に途切れず口調がビシッとしてて、
なかなか見らんないもんでステキなのです。
それを受けてのラストシーン、
夫と共に兄のお骨を抱いて郷里に戻る妹の姿が、
悲しいながらも人情味に彩られていてしみじみしました。
そんで「日照り雨」。
奈良の町で雨に降られる髪結いの女。
弟は長崎に医者の修行で出ていて、その仕送りのために働いている。
ある日弟が突然帰ってきたが、
女をひとり連れていた上、
「先輩が来るから泊めて欲しい」と突然持ちかける。
話を聞くにつれ、弟は医者の勉強をやめ、
志士としての活動に目覚めたようだ、ということが判る。
それがこの姉弟に思いもよらぬ事件を呼び込むことになった。
冒頭、雨のシーンで女が雨宿りに軒先に駆け込むと、
先に雨宿りをしていた沖田さんが「そこは濡れますよ」と、
もう少し奥に来るように奨めます。
そこでふたりで狐の嫁入りの話をしてるんですが、
随分と微笑ましいわけですよ。
話が『俺が用心棒』じゃなければそのまま恋仲にでもなれば良いじゃない、
的な雰囲気の。多分。
ともかく前日終わりの沖田さんとはガラリと雰囲気が変わったつーか、
普段の口調の沖田さん。
用心棒の旦那は、弟が連れてきた男達の用心棒。
男達は倒幕の志士で、
弟はこの男達の「同志」になっているのですが、
それは弟がそう思っているだけで、
男達は「役に立つ使い走り」としか見ていません。
用心棒の旦那は別段男達に組しているわけでもないので、
その辺既に見えていることなのですが、
弟は思想にのぼせているからそれが判らない。
髪結いをしている姉が、
医者の勉強を知らぬ間にやめていた、ということに心を痛めているのにも、
無論気が付かないのです。
姉は頼まれるまま酒と寿司を買いに出ますが、
寿司屋で再び沖田さんと出会います。
弟の話に出てきた言葉について沖田さんに尋ねる姉。
その言葉から沖田さんは弟が面倒な事に巻き込まれていると薄々気付きます。
そこに、姉と入れ違いで入ってきたのが品田さん。
品田さんは奈良で大仏とかお寺見学をしていた様子。
「よく食べ物屋で会うなあ」なんてな話をしているうち、
「仏を見てきたのなら…」と何か思いついた沖田さん。
そして何か巻き込まれる品田さん。
何を巻き込まれたかというと、
品田さん次の登場は寿司屋の格好です。
桶を取りに来たついでに沖田さんからの忠告を言付けられています。
実は弟が連れてきた男達は既に新撰組に狙われている。
弟は志士としてまだ名が知られていないから見逃すことも出来る。
そんな感じの言伝。
それに用心棒の旦那や姉の言葉が重なり、
苦悩する弟。
しかしこの一連の話を聞いていた連れの女が、
男達にそれを知らせたことで、
弟を斬ろうと玄関に出てきます。
姉と一緒に弟は外へ逃げ出しますが、
そこに女が立ちふさがり、弟を罵ります。
再び男達の元へ戻る弟ですが、結局そのために斬られてしまいます。
そしてラストシーン。
再び大雨の町。
雨宿りをしている姉、そして弟。
斬られた弟は右脚を無くし、左腕を包帯で吊りながらも生きていました。
沈んだままの弟の隣で、
姉は嫁入行列が雨宿りをする風景を静かに眺め、
そして街角に同じように雨宿りをする沖田さんを見つけます。
弟の怪我を思うと複雑であるかのような表情で頭を下げる沖田さんと、
感謝の念を滲ませてお辞儀する姉。
珍しく悲しくない終わり方。
姉が何処までも前向きに生きようとするその感じが、
見た後に良かったなあ、と思わせる一因なのかもしれません。
ホント、こんな感覚で見終わったのなんか久々だ!
…今日も長くなっちゃったなあ…
まずは「眞葛ヶ原にて待つ」。
奉行所の手代をしている男が、妹に会いに京都へやってくる。
しかしこの男は桂小五郎によく似ているため、
新撰組の監視が付いていた。
結局沖田総司の判断により誤解であることが判るが、
妹の夫がやっている小料理屋で、
京都見廻組が同じ様に男を桂と見間違えたことで事件が起こる。
とりあえずこの作品がこのシリーズ唯一のカラーです。
ということで昼の放送を故あって見らんかったあっしは、
頑張って深夜1時台の放送を見ました。
いやー、オープニングからもうカラー!新鮮!
お三方の着物は『天を斬る』の色合いと似たように思いました、
が、あっしの記憶はあてにならんです。
ので、話に戻ります。
新撰組とは違い男を桂だと思ったまま、
京都見廻組は男を斬ります。
店にいた用心棒の旦那と品田さんに「客でいた侍達は喧嘩をするつもりだ」
と言われて後を追ってきた妹は、
倒れ既に息絶えている兄を見つけ、悲しみの涙に暮れます。
京都見廻組に問いただす、と決意する妹。
それを留め、「香典くらいは取ってきてやる」と役宅へ向かう用心棒の旦那。
話は決裂し、
眞葛ヶ原で用心棒の旦那は見廻組の侍を斬りました。
その頃品田さんは品田さんで、
兄が刀も抜かず斬られた、ということを心配する妹のために、
番屋を訪れ沖田さんに一筆頼みます。
(この時に昨日の記事の「お茶の葉~」の会話があってときめいた)
その後番屋に見廻組が斬られたという事件の一報が。
沖田さんが新撰組の一隊を連れて行ったのは小料理屋。
そこで「見廻組を斬った」と言う用心棒の旦那と沖田さんが、
一触即発の空気に。
そこへ奥から妹が出てきます。
桂と思い男を呼び止めた時に傍にいた女である、と沖田さんは瞬時に思い出し、
厳しい口調は変わらぬまま、それでも品田さんに頼まれていた、
男は京都見廻組にただ斬られたのではなく、きちんと武士として斬られた、
という内容の一筆を渡して去ります。
…ああ、今日も長いな…
個人的にはタイトルでもある「眞葛ヶ原にて待つ」を、
用心棒の旦那が見廻組役宅で伝えたシーンが好きです。
何だもう、かっこ良いな!
あと一度は出来ないようなことを言っといて、
それでもきちんと一筆書いてきたのを渡す沖田さんも良いシーンでした。
直前の一触即発の空気が簡単に途切れず口調がビシッとしてて、
なかなか見らんないもんでステキなのです。
それを受けてのラストシーン、
夫と共に兄のお骨を抱いて郷里に戻る妹の姿が、
悲しいながらも人情味に彩られていてしみじみしました。
そんで「日照り雨」。
奈良の町で雨に降られる髪結いの女。
弟は長崎に医者の修行で出ていて、その仕送りのために働いている。
ある日弟が突然帰ってきたが、
女をひとり連れていた上、
「先輩が来るから泊めて欲しい」と突然持ちかける。
話を聞くにつれ、弟は医者の勉強をやめ、
志士としての活動に目覚めたようだ、ということが判る。
それがこの姉弟に思いもよらぬ事件を呼び込むことになった。
冒頭、雨のシーンで女が雨宿りに軒先に駆け込むと、
先に雨宿りをしていた沖田さんが「そこは濡れますよ」と、
もう少し奥に来るように奨めます。
そこでふたりで狐の嫁入りの話をしてるんですが、
随分と微笑ましいわけですよ。
話が『俺が用心棒』じゃなければそのまま恋仲にでもなれば良いじゃない、
的な雰囲気の。多分。
ともかく前日終わりの沖田さんとはガラリと雰囲気が変わったつーか、
普段の口調の沖田さん。
用心棒の旦那は、弟が連れてきた男達の用心棒。
男達は倒幕の志士で、
弟はこの男達の「同志」になっているのですが、
それは弟がそう思っているだけで、
男達は「役に立つ使い走り」としか見ていません。
用心棒の旦那は別段男達に組しているわけでもないので、
その辺既に見えていることなのですが、
弟は思想にのぼせているからそれが判らない。
髪結いをしている姉が、
医者の勉強を知らぬ間にやめていた、ということに心を痛めているのにも、
無論気が付かないのです。
姉は頼まれるまま酒と寿司を買いに出ますが、
寿司屋で再び沖田さんと出会います。
弟の話に出てきた言葉について沖田さんに尋ねる姉。
その言葉から沖田さんは弟が面倒な事に巻き込まれていると薄々気付きます。
そこに、姉と入れ違いで入ってきたのが品田さん。
品田さんは奈良で大仏とかお寺見学をしていた様子。
「よく食べ物屋で会うなあ」なんてな話をしているうち、
「仏を見てきたのなら…」と何か思いついた沖田さん。
そして何か巻き込まれる品田さん。
何を巻き込まれたかというと、
品田さん次の登場は寿司屋の格好です。
桶を取りに来たついでに沖田さんからの忠告を言付けられています。
実は弟が連れてきた男達は既に新撰組に狙われている。
弟は志士としてまだ名が知られていないから見逃すことも出来る。
そんな感じの言伝。
それに用心棒の旦那や姉の言葉が重なり、
苦悩する弟。
しかしこの一連の話を聞いていた連れの女が、
男達にそれを知らせたことで、
弟を斬ろうと玄関に出てきます。
姉と一緒に弟は外へ逃げ出しますが、
そこに女が立ちふさがり、弟を罵ります。
再び男達の元へ戻る弟ですが、結局そのために斬られてしまいます。
そしてラストシーン。
再び大雨の町。
雨宿りをしている姉、そして弟。
斬られた弟は右脚を無くし、左腕を包帯で吊りながらも生きていました。
沈んだままの弟の隣で、
姉は嫁入行列が雨宿りをする風景を静かに眺め、
そして街角に同じように雨宿りをする沖田さんを見つけます。
弟の怪我を思うと複雑であるかのような表情で頭を下げる沖田さんと、
感謝の念を滲ませてお辞儀する姉。
珍しく悲しくない終わり方。
姉が何処までも前向きに生きようとするその感じが、
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読書。音楽(聴くのみ)。等々。
自己紹介:
プロフィール画像は、
かつてのブログペットのけーわくさん。
記念にとっといた回。
しかし台詞はなんじゃこりゃー
どっかにハマるとしばらくそればかり、
ただし若干年相応ではない。
が、本人至って気にせず,
欣ちゃん言うところの
「はじめて聴いた時が新曲!」理論で
マイペースにやっております。
かつてのブログペットのけーわくさん。
記念にとっといた回。
しかし台詞はなんじゃこりゃー
どっかにハマるとしばらくそればかり、
ただし若干年相応ではない。
が、本人至って気にせず,
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