とりあえず寝る前に何か言い残す。

弟に昨月末に山積みで渡された小説を昨晩読み終えました。
今月頭にあった連休から読み始めたので、
１週間ちょいで16冊読破したことになります。
「今日は１冊。」のつもりがサクサク読み進めておりました。
難しい小説だと頭の中を整理しながらですが、
テンポが良いとそのテンポで行くもんですねー。ひとつお勉強。

『ホルス・マスター』嬉野秋彦　ファミ通文庫

シリーズものなので感想の前に簡単な説明もしたいのですが、
如何せん睡魔の前には思考能力も形無しなので、
今日はひとこと叫んでおくに留めます。

御曹司がツボじゃあー!!!

明日か明後日くらいにきっとこの記事を編集して、
感想やら書くと思いますが、
上の青文字今日のひとことみたいな勢いで書く予感がするので、
長い目で見るかスルーかどちらかご選択下さい。

ライトノベルでこんなキャイキャイ言うのも久々だなあ。
やはしその辺も通過してひとつ積み重ねてんだなあ。うーん。

ここからは2006年９月20日に書いております。

えーと、『ホルス・マスター』てのは、
天才だけど非常にイイ性格（良い、ではなく）な主人公アルハイムと、
その妹ディミトリアスの兄妹に、
ひょんなことから旅の連れ・自称天才格闘家のプルプリッサが、
道中巻き起こす珍道中の話です。
珍道中てーか、
権力者に狙われたり戦争に巻き込まれたり何だったりなんですが、
基本的にノリがノリなので珍道中、と言っておきます。

で、妹のディミトリアスは、
謎の失語症により喋ることが出来ず、
妹至上主義のアルハイムは声を取り戻す為に旅をしています。
プルプリッサは１巻で、
アルハイムと成り行き上戦うてかケンカするんですが、
そこでケチョンケチョンに負けちゃって、
いつかこの仕返しを！と思いつつ兄妹について行きます。

てのが主な状況。
これに「七星剣士団（プレイヤード）」という、
７つの小国が集まった連合国家みたいのが絡んできます。
各国に剣王てのがひとりずついて、
常に７人いるんですが、
アルハイムと協力したり敵対したりたまにサクッと斬られたりで、
それでまた話が進みます。

詳しくは読んでください。16冊もあると説明が膨大な量になってしまいます。

あ、でもこれは説明せねばなるまいか。
タイトルのホルス、てのは、
「誓約の剣」てののルビとして作中に登場します。
普通の剣とは違って特別な材料で作られていて、
これを使うと人間も魔法を使うことが出来る、てな剣です。
アルハイムの持っている剣が、
その世界でも有数の剛剣であるバルバドゥンクという剣で、
他にもたくさんのホルスが出てきまして、
戦闘シーンがとかく派手です。面白い。

以下キャラ話。
その前に『ホルス・マスター』はマンガにもなってました。
それがあっしの大好きだった『ファミ通ブロス』に連載されていて、
それも面白く読んでいましたが、
その頃から剣王である鉄拳公主アナベルが好きでして。
本名は長くて覚えきれませんでした。
そして以下小説に倣ってアナベルさま、と呼びます。
アナベルさまは本物の天才で、
めさめさ強くてめさめさ美人というキャラです。
女の人で格闘系てのは結構ツボなので、
例に漏れず、という感じでしょうか。
剣王の中でも比較的出番が多くて恵まれてるキャラでしょう。

んでもですよ。
読み終えての叫びは「御曹司ー！」だわけですよ。
つまり読み終えてから、
マンガ版に出てるキャラ以上にツボだったキャラがいるわけです。
それが御曹司、アーロン・ローと言いまして。
アーロンてのは、
剣王・人喰いフェイフォンことフェイフォン・ローと言う人の息子で、
何か父の部下から「御曹司」て呼ばれているので、
そのまま御曹司と呼んでおります。
ちょっぴり短気でまだまだ若いなあ･･･なんてなことを思うんですが、
そこが好きだ。
でも父親は父親で好きです。
戦いを好むくせに紅茶好きな設定とかステキすぎるぜオヤジ。
そしてそんな父親を見て、
紅茶は淹れられるけど自分は酒を出してきて飲んでるとかステキすぎるぜ御曹司。

あと他に七星剣士団の盟主である、
魔剣王レオニードの親衛隊の隊長、ジルベルトも好きです。
好きなんだけどね！
出番が無くてね!!
結構物腰穏やかな感じだけど腕が立つって良いなあ、と思いつつ、
出番が無くてね!!!
んなこと言ったら御曹司だって、
話の後編も後編にならんとちゃんと出てきてくれないんだけれど。
どうしても脇役に目が行くあっし。
トホリ。

まあキャラは皆個性的なので、
それを読んでくだけでも楽しいんではないかと思います。
うん。あっしは十分楽しませて頂きました。