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星を掴めるのか推察中の田舎者の記。 通りすがりの拍手の方、どうもありがとう ございます。
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5話「湯島裏の女」。
少し前に夫である同心を殺された女は、
夫の下で働いていた目明しと離れられない関係になる。
しかしこの目明しも殺されてしまう。
ふたりを始末したのは亡き夫の上司。
湯島裏で身を持ち崩した女はそこで用心棒の男達と出会う。

…何か話の筋が思い出せないと思ったら、
この日はメインテレビの『徹子の部屋』で加山雄三さんが出ていらして、
山下徹大さんのお写真なんかも出ててうおお、と思って、
そっちも見たりしていたから思い出せないんですね!うひい!

とりあえず冒頭しばしは捨て犬の旦那出ずっぱり。
商人風の男(目明し)に仕事を持ちかけられるけれど、
男は店先に呼び出されたところで斬られ、
指定された女を訪ねていったところで役人に連れて行かれ牢に入るはめに。
牢の中の男に「挨拶はしないぞ」と前置きして入ると、
男達は黙ったまま、見れば何か顔に怪我をしていたりしている面々。
そして牢の中には品田さん。
品田さんは「吹きだまりの月」で話に出ていた、
留守中若い衆に道場を貸してたのが悪かったらしくて捕まったようです。
そりゃまあ、イカサマ賭博じゃねえ…
で、品田さんも挨拶しないで入ったらいちゃもんつけられ、
稽古をつけたら男達怪我、
品田さんはも少し入ってなさいね、の刑。
えええ。

女の話を聞いて動いたのは野良犬の旦那。
役人が来る前に女を玄妙館道場に行け、と伝え、
女が向かうとそこに寝ている狂犬。
狂犬の旦那が「お前の方が寒いだろう」とか気遣うのが優しいなあ、
と思って見てしまいました。

結局女の仇にあたる役人を野良犬の旦那が斬り、
捨て犬がはじめに目明しに貰っていた仕事の依頼金を、
女が持っているのが良いと考えて店に返しに行くのだけれど、
女は既に店を辞め、
そのまま行方をくらましてしまったところで話が終わります。
途中女の身の上話で、
もし仇を討てたら目明しとふたりで死んで夫に詫びよう、
という話をしていたから、
もしかしたら夫や目明しに詫びるために…とも思う、そんな結末。

6話「冷えた燗酒」。
とある藩で一旦は藩の意向となった尊王の意見は、
しかし覆されてしまった。
志士としてひとりの侍を待ち伏せていたふたりの藩士とひとりの男は、
それゆえに逆に命を狙われる立場となる。

この話は久々に見ためじょけない終わり方。
ふたりの藩士は野良犬の旦那の忠告により無事逃げ出し、
残されていた男も捨て犬に助けられる。
男は藩士のひとりの家で働いていたが、
その家に病で寝ている女中がいることを心配する。
男は女中に好意を寄せていた。
その女中も捨て犬が無事身柄を引き受けてきたが、
女中は家の主である藩士が何処に行ったのかを執拗に尋ね、
病の身ながら後を追おうとする。
女中は藩士を好いていたということを知り、肩を落とす男。
それでも燗酒を準備するなど健気に働くのだった。
しかしこの後、捨て犬が女中を連れてくる時に後をつけられていたらしく、
追手が踏み込んできて道場で乱闘になる。
外まで出て斬り合っていた4人が再び道場に戻ると、
男と女中は既に斬られ、命を落としていた。
いつもならお互い想いを確かめたり夫婦でしっかり手を取って、
新しい生活に踏み出すところで…て終わり方なんだろうけれど、
想いが報われないまま、
それでも良いと思い直して此処にいて斬られてしまうんだもんなあ。
めじょけない。

最初に逃げた藩士は別の同志と合流し、
京へ行く資金を調達に行きます。
が、志士の割にはどうも考えがせせこましい。
無心に行った店の娘が藩士のひとり(男と女中の家の主)を好いていて、
子供も身ごもっているらしいのだけれど、
藩士は金だけが欲しい。
結局この藩士は金を得て京へ向かいますが、
その途中、海辺で殺されます。
こうなるとこんなヤツの下で働いててしかもどうも主人が恋敵な男が、
どんどんめじょけなく思えてくるのでした…
せめて何処かひとつでも報われていればなあ…

そういや前からチマチマと思ってたんですが、
この話の、屋台の後、追手の武士が潜む建物までの道を映しているシーンで、
流れるピアノの曲が好きです。
ボンボーン、ボンボーン、て繰り返しのだけのシンプルな曲ですが、
何か良いなあ、と思います。

あああとあととうとう玄妙館道場がつぶれましたね…!!!
前3回に渡って、
「根太が腐っているから」と品田さんが注意するよう言ってましたが、
品田さんが追手を背負い投げしたら見事床ぶち抜きましたよ…
品田さんが気をつけて下さいよ…!!
結局道場の中は障子戸も倒れ、住む場所としての体を成さなくなり、
荒れたままでつぶれてしまうのでした。
この状況を沖田さんは見てて、
「道場つぶれてましたよ」って言ったんだろうか前シリーズ。
道場で皆揃って酒飲んだりしてるシーン好きだったのになあ。

7話「志士になる日」。
剣を習う若い男達は小作人であったり旅籠で働く下男であったりそれぞれだが、
時代の流れの中、
彼らは武士にもなれる、という期待を持ち始めていた。
そんな中旅籠で働く万吉は、
かつての幼馴染で、志士になた男が訪れてきたことで、
自らも侍になれるのだ、と強く思い始める。

今日の野良犬の旦那は2話に近い性格。
気が優しい、出来れば刀を使わずにいたい感じの野良犬の旦那。
あっしは伊藤さんの野良犬はこっちの方が好きだなあ。
侍になりたい若い衆にそれとなくやめた方が良い、と伝えてあげたり、
目明しに疑われる万吉をかばってあげたり、
栗塚さんの用心棒の旦那と差別化出来て良いと思うんだけどなあ。
当時は違ったんでしょうなあ…

万吉の妹・おせんが、
万吉が幼馴染と会った、ということを店の主や役人に話してしまったことで、
志士の仲間と思われた万吉は、
しかし再び野良犬の旦那と品田さんに助けられ窮地を脱します。
その後4人が泊まる部屋で、
再び侍になんてならない方が良い、という野良犬の旦那。
品田さんもいろいろと案を示したりと、
何かやけに親身な4人。良いシーンです。
そして兄思いな妹にも恵まれた万吉は今後のことを決意し、
兄妹は晴れ晴れとした気持ちで旅籠の仕事をします。

しかし翌日、
幼馴染が再び旅籠を訪れます。
昨日おせんが役人に話したことで彼ら志士は潜伏先を囲まれ、
ひとりの志士が殺されたのを、
万吉がばらしたことが原因だと思い込む彼ら。
幼馴染の連れが刀を抜き、万吉に襲い掛かります。
その悲鳴を聞いたおせんが旅籠の中で助けを呼ぶと、
野良犬の旦那が、次いで3人が駆けつけます。
店の外に出て、どうにか収まらないか、となだめる野良犬の旦那。
それを無視して斬りかかってくる志士に、
野良犬の旦那もやむなく刀を抜きます。
そしてふたりを倒した後、
呆然と立ち竦む万吉に「だから侍になんかならない方が良い」
とかなしげに呟き、そのまま旅籠を後にします。
じわ、とくる終わり方でした。
やっぱりこの野良犬の旦那が良いなあ。


ところで今週の時代劇体操、
「くのいちバージョンでお送りしますよ!」
といっ平さんが言った瞬間に吹きました。
何だそれ!!と思ってみたら、
歌は変わらず衣装がお姫様&腰元から忍者になっただけ…
と思ったら終わり方もちゃんと忍者でしたね…
いや、うん。笑わせて頂きました。

あと『砂時計』に漁師役でご出演の左右田一平さんも無事拝見。
ヒゲでした。
もといお顔が変わってらっしゃらんでした。
声はちょっと違ったかも知れない。
それにしても、ここでも人生についての深いお話をしている左右田さん…
品田さんといいそういうキャラクターがはまるはまる…

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プロフィール
HN:
シリュウ シノブ
性別:
非公開
職業:
足軽(にわか)。
趣味:
読書。音楽(聴くのみ)。等々。
自己紹介:
プロフィール画像は、
かつてのブログペットのけーわくさん。
記念にとっといた回。
しかし台詞はなんじゃこりゃー

どっかにハマるとしばらくそればかり、
ただし若干年相応ではない。
が、本人至って気にせず,
欣ちゃん言うところの
「はじめて聴いた時が新曲!」理論で
マイペースにやっております。
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